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4月8日は花祭り

4月8日は花祭り

毎年4月8日には、全国のお寺で「花祭り」と呼ばれる行事が催されます。この日は仏教の開祖であるお釈迦(しゃか)様の誕生日とされています。それを祝うために行われるのが「花祭り」で、「灌仏会(かんぶつえ)」や「仏生会(ぶっしょうえ)」などとも呼ばれています。この日、お寺では花できれいに飾られたお堂の中に生まれたばかりのお釈迦様の像が置かれ、参拝に訪れた人たちはこの像に甘茶(あまちゃ)をかけて祝います。これは、お釈迦様が生まれたときに、それを喜んだ竜が「甘露(かんろ)」と呼ばれる甘い水をかけて産湯につからせたという伝説によるものです。お寺によっては甘茶を配布しているので、花祭りに出かけたときにはこの甘いお茶をいただいてみてはいかがでしょうか。

かすみ

かすみ

春は霧やもや、黄砂などによって見通しが悪くなりやすい季節です。見通しが悪くなって遠くの景色がぼんやりと見える現象は一般に「かすみ」とよばれ、夜に現れたものは「おぼろ」といいます。「かすみ」には気象学的にはっきりとした定義づけが無く、細かい粒子によって遠くがはっきり見えなければすべて「かすみ」とよばれています。しかし、本来「霞(かすみ)」という漢字には、朝焼けや夕焼けという意味や、日の出、日の入りのときに霧が日光を受けて赤く見えるものといった意味があったようです。「霞」に「光」と書けば、「霞光(かこう)」といって朝焼けや夕焼けの輝きを、「霞」に「彩り」と書けば「霞彩(かさい)」と読み、朝焼けや夕焼けの美しい彩りを意味します。このように、もともと「かすみ」とは白っぽい霧とは違い、朝がすみや夕がすみなどの「赤」という特定の色をもった霧のことを表現した言葉だったようです。

ランドセル

ランドセル

多くの所で桜が咲き、入学式の季節を迎えています。初めて通学することになる小学1年生の持ち物は、鉛筆にノート、教科書、どれをとっても真新しいもので、皆さんもうきうきした気分になった当時の記憶が思いだされるのではないでしょうか。そして、これから毎日背負って通うことになる新しいランドセルも、小学校の6年間をともに過ごしていく大事なかばんといえるでしょう。ランドセルは、オランダ語で背負い式かばんを意味する「ランセル」からきた言葉です。その歴史は古く、江戸時代末期に西洋式の軍隊制度が導入された際、背中に背負う布製の背のう(はいのう)も同時に輸入されました。これが日本のランドセルの始まりで、しばらくは軍用に利用されていましたが、明治になって学生の通学にも使われるようになりました。ランドセルは、両手が自由に使え子供の負担が軽減できるという利点から、小学生用として普及し始めましたが、全国的に広まったのは昭和30年代以降です。それから現在に至るまで、日本の小学生にとってランドセルは欠かせないものとなっているのです。