銀座の母 横田淑惠 〜幾多の苦労を救いに変えた「一億人の母」〜

今でこそ「銀座の母」として知られる横田淑惠ですが、その人生は決して順風満帆なものではありませんでした。むしろ二度の結婚生活が、ともに夫の借金が原因で破れ、夜逃げや幼子をたった一人で育てるといった経験を余儀なくされた彼女の人生は、苦悩に満ちたものであったと言えます。

にもかかわらず、彼女はこうした苦労をすべて「してよかった」と話します。それは、「苦労したからこそ、占い師という職業にめぐり会えた」からであり、「絶望を知り、そこからはい上がった自分だからこそ、一人でも多くの人を救えるはずだ」と考えるから。

銀座という日本でもっとも華やかな場所で、長年彼女が街頭に立ち、人々の悩みに耳を傾けてきた理由。それは、ただ“皆を救いたいから”それだけ。深い愛情に裏打ちされたその鑑定は、今日も銀座の街で人々を癒し、もう一度前を向いて歩き出す勇気を与えるのです。

「はじめまして」の人も、テレビで私を知っているという人も、そして実際に鑑定に行ったことがあるよという人も……みなさんこんにちは。「銀座の母」横田淑惠です。

運命ってね、生まれたときからその人を導くだけあって、それはそれは強い力なのよ。たとえばあなたに得意なことってあるでしょう？　それだって、運命があなたの背中を強力に押してくれてるからこそなの。

でも、その分やっぱり、悪い運命にとらわれてしまうと、どうしてもよくない方向に引っ張られてしまう。そうなったらもう、なかなか抜け出せないものなのよ。

でもね、私のところに来たからにはもうだいじょうぶ！　だって問題は、どんな運命に引っ張られてるかわからずに右往左往してること。だから、今あなたがどんな運命を生きてるのか、いいのか、悪いのか、どうすればよくできるのか、全部教えてあげる。心配はいらないわ。私はあなたのもう一人の「お母さん」。すべて任せればいいのよ。